仲嶺淳一シェフはビーフンの魅力についてこう語ります。
「もっと掘り下げるべき、可能性を秘めている食材」だと。
フランス料理というジャンルに馴染みがないビーフンを、
仲嶺シェフは「揚げ衣」として、さらには「ソース」に昇華させました。

ビーフンの衣を纏った
オマール海老 タルタルソース

ビーフンを「衣」に仕立て、揚げることで、独特の香ばしさを際立たせました。
ザクッと齧れば、米の芳しさとともにオマール海老の濃厚な甘みが広がります。
ご家庭では、ブラックタイガーなど手に入りやすい海老で代用可能です。

【材料】 4人分
お米100%ビーフン
100g
オマール海老
1尾
強力粉
適量
サラダ油
適量
タルタルソース
大さじ2
グリーンカレーソース
小さじ1
トマトソース
小さじ1
〈タルタルソース〉
(作りやすい分量)
A ゆで卵
1個
  たまねぎ
1/4個
  パセリ
適量
  ピクルス
適量
  ケッパー
適量
  マヨネーズ
100g
  塩
適量
〈グリーンカレーソース〉
(作りやすい分量)
A パクチー
2束
  万願寺とうがらし
200g
  ガランガル
  (しょうがでも可能)
1片
  こぶみかんの葉
10枚
  レモングラス
2本
  オリーブオイル
200cc
  魚醤
500cc
  ライムのジュース
大さじ1/3
  塩
適量
〈トマトソース〉
(作りやすい分量)
フルーツトマト(中)
6個
たまねぎ
1/2個
オリーブオイル
適量
適量

このレシピで使用した商品

お米100%ビーフン

お米だけでつくったお米100%ビーフン。お米の芳醇な香りとコシのある食感が特徴です。

商品情報はこちら
お米100%ビーフン(150g)
〈タルタルソース〉

Aの全ての材料をみじん切りにする。

ボウルに1とマヨネーズを入れ混ぜ合わせ、塩で味を調える。

〈グリーンカレーソース〉

Aの材料を細かく刻み、ミキサーで粉砕する。

鍋に全ての材料を入れ、香りが立つまで弱〜中火で加熱する。

〈トマトソース〉

たまねぎはスライス。フルーツトマトは湯むきして細かく刻む。

鍋にオリーブオイルを入れ弱火にかけ、たまねぎを加える。

たまねぎが透明になりしんなりしてきたら、トマトを加え弱火で煮詰める。水分が完全になくなり、具材がもったりしてきたら、ハンドブレンダーで攪拌する。

〈ビーフンの衣を纏ったオマール海老 タルタルソース〉

ビーフンは5mm幅に切る。強力粉をまぶしてスプレーなどで水を振り、グルテンを出す。

目安は手でぎゅっと握ると、水分でしんなりとしたビーフンがまとまる程度。

オマール海老は皮を剥き、縦半分に切る。強力粉をまぶし、1のビーフンをオマール海老に押し付ける。さらにスプレーで軽く水を吹きかける。クッキングシートに1切れずつのせる。

卵などつなぎはなし。海老が持っている水分と、湿気を帯びたビーフンでつなぐ。

サラダ油を170℃に熱する。2をそっと入れ、ビーフンがまとまれば、クッキングシートを静かに外す。ビーフンがこんがり色づいたら完成。

器に3を盛り、タルタルソース、グリーンカレーソース、トマトソースの3種を添える。

白アスパラガスと貝類を使った
3種の味を染み込ませたビーフンのソース仕立て

仲嶺シェフ曰く「アプローチは、ズバリ“ビーフンをソースに仕立てる”」。
アスパラと貝の素材感を楽しんでいただきながら、
「味を染み込ませた3種のビーフンで、皿の中の変化を楽しんでください」。

【材料】 4人分
A ビーツのビーフン・ソース
大さじ1
B カレーのビーフン・ソース
大さじ1
C イカスミのビーフン・ソース
大さじ1
オリーブオイル
適量
白アスパラガス
4本
ホッキ貝
2個
タイラギガイ
1個
ハマグリ
4個
スミイカ
1/2ハイ
ノコギリソウ、ナスタチウム、
マーシュ、マイクロレッドオゼイユ、
マーガレットの花、マイクロ赤紫蘇、
アリッサム、ボリジ、木の芽、穂紫蘇
各少量
A 〈ビーツのビーフン・ソース〉
お米100%ビーフン
40g
ビーツ
120g
120cc
オリーブオイル
大さじ1
シェリービネガー
適量
適量
B 〈カレーのビーフン・ソース〉
お米100%ビーフン
40g
カレー粉
大さじ1
クチナシ(細かく切る)
1片
チキンブイヨン
120cc
オリーブオイル
適量
適量
C 〈イカスミのビーフン・ソース〉
お米100%ビーフン
40g
昆布
5g
300cc
イカのゲソ
2ハイ分
イカのエンペラ
2ハイ分
イカスミペースト(市販品)
大さじ1
オリーブオイル
適量
適量

このレシピで使用した商品

お米100%ビーフン

お米だけでつくったお米100%ビーフン。お米の芳醇な香りとコシのある食感が特徴です。

商品情報はこちら
お米100%ビーフン(150g)
〈ビーツのビーフン・ソース〉

ビーフンは1cm幅にハサミなどでカットする。

ビーツは1cm幅の角切りにして、水とともにジューサーにかける。鍋にビーツのジュースとシェリービネガーを加え、中火にかけ沸騰させる。

ボウルに1を入れオリーブオイルをなじませる。すぐに煮立った2を注ぎ入れラップを施す。蒸し器で25分蒸す。塩で味を調える。

〈カレーのビーフン・ソース〉

ビーフンは1cm幅にハサミなどでカットする。

チキンブイヨンを中火にかける。カレー粉とクチナシを加えて沸騰したら火を止める。色を馴染ますために30分放置した後、濾し器などで漉す。

ボウルに1を入れオリーブオイルをなじませる。すぐに煮立った2を注ぎ入れラップを施す。蒸し器で25分蒸す。塩で味を調える。

〈イカスミのビーフン・ソース〉

ビーフンは1cm幅にハサミなどでカットする。

鍋に水と昆布を加えて中火にかけ、食べやすい大きさに切ったゲソとエンペラを加えて1時間加熱する。液体が120ccになれば、ゲソとエンペラを取り出し、イカスミペーストを加えて混ぜ合わせる。

ボウルに1を入れオリーブオイルをなじませる。すぐに煮立った2を注ぎ入れラップを施す。蒸し器で25分蒸す。塩で味を調える。

※3種のビーフンのソースは、氷で程よい冷たさになるまで冷やす。

〈仕上げ〉

白アスパラガスは皮を剥き、沸騰した湯に入れ好みのかたさに湯がく。

貝類は、ハマグリのみ殻が開くまで蒸す。全ての貝類を食べやすい大きさに切る。

白アスパラガスを皿に盛り、その上に2をのせる。イカスミのビーフン・ソース、ビーツのビーフン・ソース、カレーのビーフン・ソースを盛り付ける。ハーブ類をあしらい完成。